テラリウムから派生し、苔を使ったテラリウムがコケリウム(苔テラリウム)と呼ばれています。
作る楽しさや管理のしやすさから趣味として人気でインテリアとして家やオフィスに飾れて、身近に自然を感じることができます。
この記事ではそんな「コケリウム」についてまとめていきます。
- コケリウムとは
- コケリウムの始め方
- コケリウムの育て方
コケリウムとは
テラリウムはガラスなど透明な容器の中で、陸上の生き物を育てる環境を作ることを指します。
そこに「苔」がついているので、苔を使用したテラリウムがコケリウム(苔テラリウム)となります。
本来は陸上の生き物を育てる環境を作ることを指しますが、苔を使っていれば苔テラリウムというような認識になっており、生き物の有無は問われなくなっています。
コケリウムに必要なもの
コケリウムを作る際に必要なものは主に以下のものです。
- 苔
- ガラス容器
- ピンセット
- 霧吹き
- ハサミ
- 石や流木
- 飾り砂
- フィギュア
コケリウムにかかる費用
コケリウムに必要なものは先に紹介しましたが、どれも安価で済ませたいと思えば100均で揃えられるものばかりです。
ただ、「苔」に関しては100均で購入することはできません。
また、コケリウムの大きさやレイアウト、何を飾りに使うかにより費用は変動します。
価格重視で作成するのであれば「2,000円」ほどで良いものが出来上がるでしょう。
苔にも沢山種類があるため、価格は一概には言えませんが下記の取り扱いでは4種類セットで1,500円~2,500円ほどで販売されています。


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1,000円前後で購入できるお手頃価格の苔も売られているのでまずはどんな苔があるのか調べてどれを使うのか決めると良いでしょう。
コケリウムの作り方
コケリウムの作り方は以下の流れとなります。
- 土台を作るための砂や土をガラス容器に入れる
- 石や流木などを配置する
- レイアウトが決まったら霧吹きで濡らす
- 苔を配置する
- 飾り砂やフィギュアを配置する
- 完成
コケリウム初心者の人はどんな材料を揃えて良いかわからないと思うので、最初は『コケリウムキット』を使って作ってみるのもおすすめです。
コケリウムキットについては《おすすめの苔テラリウムキットを紹介|自宅で簡単に作れる》の記事をご覧ください。
コケリウムにおすすめの苔
コケリウムに使う苔には沢山の種類があります。中でも人気BEST3が、
- タマゴケ
- ホソバオキナゴケ
- ヒノキゴケ
の3種類となります。
その他にも、「ハイゴケ」「コツボゴケ」「ムチゴケ」「シノブゴケ」など人気の苔があります。
人気がある全ての苔を見たい人は下記の記事にまとめているので参考にしてください。
コケリウムにおすすめの土
コケリウムには適している土と適さない土があります。
適している土 | 適さない土 |
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また、良く使われる土の種類としては以下のものがあります。
- 赤玉土
- 富士砂
- 燻炭(くんたん)
- ピートモス
- バーミキュライト
それぞれ特徴や用途があるため、詳しく知りたい人は《苔テラリウムに人気でおすすめの”土”を紹介|種類・特徴を解説》の記事に詳しくまとめています。
コケリウムにおすすめの容器
コケリウムは様々なガラス容器で作成することができます。
- お手頃なグラス型容器
- 丸いボール型容器
- 四角いボックス型(水槽)容器
- 見栄えが可愛いポプリポット容器
- 照明付きのインテリア容器など
それぞれ特徴があるため、詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
こちらの記事ではコスパの良いおすすめの容器やショップを紹介しています。

コケリウムの育て方・管理方法
水の与え方について
コケリウムを作成した容器にフタが付いているか付いていないかで水の与え方が異なります。
フタ付きの場合は2~3日に一度軽く霧吹きで水を吹きかければOK。
フタ無しの場合は毎日朝と夜に一度ずつ霧吹きで水を吹きかけましょう。
フタがあると水分が蒸発しにくく湿度が保てるため、フタ無しよりも水やりの回数が少なくなります。
ただし、フタがある場合空気の入れ替えを行わないと光合成ができないため、密閉されている場合は3日に1回程度開封して空気の入れ替えをしてあげましょう。
光の与え方について
1日に数時間カーテンのレース越しの優しい光を当ててあげるのがベストです。
それが面倒であったり、置く場所的に光が入らないのであればLED照明を5時間以上当ててあげると良いでしょう。
湿度について
コケが乾燥しないよう、エアコンの風などが当たらない場所のほうが管理がしやすいです。
特に夏場は暑い環境にさらし続けないように気を付けましょう。